犬のケアには多くの要素がありますが、その中でも特に重要なのが毛のカットです。
犬のバリカンカットは、プロのトリマーに任せることもありますが、自宅で行う場合も多いでしょう。
しかし、犬のバリカンカットにはコツがいくつかあり、正確な情報がないと手間がかかるばかりでなく、愛犬にストレスを与えてしまう可能性もあります。
この記事では、犬のバリカンカットのコツと犬用バリカンの選び方についてご紹介します。
□犬のバリカンカットのコツ
1.毛並みに沿ってバリカンを使う
犬の毛は一匹一匹で異なる流れを持っています。
そのため、バリカンを使う際は、毛並みに沿って進めることが基本です。
逆剃りをすると、予想以上に短くなってしまう可能性があります。
毛の流れをしっかり確認してからバリカンを使いましょう。
2.皮膚を引っ張りながらカットする
犬の皮膚は柔らかく、緩んでいる場合が多いです。
そのため、バリカンでカットする際は、片方の手で皮膚を引っ張りながらピンと伸ばしてください。
これにより、刈り残しや皮膚を傷つけるリスクを低減できます。
3.ゆっくりとバリカンを動かす
速い動きでバリカンを使うと、刈り残しが出る可能性が高くなります。
また、急な動きは犬にストレスを与える可能性もあります。
ゆっくりとしたスピードでバリカンを動かし、愛犬の心地良さを最優先に考えましょう。
4.バリカンの手入れを怠らない
バリカンの刃に毛が挟まると、切れ味が悪くなります。
使用後は、刃を外して毛を取り除き、オイルを塗ることで次回もスムーズな使用が可能です。
手入れを怠ると、次第に切れ味が悪くなり、愛犬に負担をかけてしまう可能性があります。
□犬用バリカンの選び方とは?
*カットする部分に応じて選ぶ
全身をカットする場合は、刃幅が広く、刃の長さが3〜5mm程度のバリカンが最適です。
また、刃の長さを調節できるものや、アタッチメントが付いているものも便利です。
*細かい部分には特化したバリカンを
顔や足裏などの細かい部分には、小回りの利くバリカンが必要です。
特に、肉球や顔回りなどのデリケートな部分をカットする際は、刃の長さが1mm以下の製品がおすすめです。
*切れ味を重視する
犬用バリカンの切れ味は、トリミングの効率と仕上がりに大きく影響します。
犬に負担をかけず、短時間で仕上げるためにも、切れ味の良い製品を選びましょう。
□まとめ
犬のバリカンカットには、毛並みに沿ってカットすること、皮膚を引っ張りながらカットすること、ゆっくりとバリカンを動かすこと、そしてバリカンの手入れを怠らないことが重要です。
また、犬用バリカンの選び方にもポイントがあり、カットする部分や切れ味に応じて選ぶ必要があります。
これらのポイントを押さえて、愛犬のケアを行いましょう。