犬がシャンプー中に嚙むことってある?原因と対策について

犬の健康的且つ衛生的に良い日常には、定期的なシャンプーが欠かせません。
ですが、犬によっては水にぬれることを嫌がることから、シャンプー中に手を噛まれるリスクが発生します。

そこで今回は、犬がシャンプー中に噛む主な理由と、その対処法について解説します。

◻︎犬がシャンプー中に噛む主な理由

1.シャワーの音や勢いによる恐怖
犬がシャンプー中に噛む1つの要因は、シャワーの音や水流に対する恐怖です。
犬にとって、シャワーの音は未知のものであり、その勢いは人間が滝に打たれるような感覚に近いかもしれません。
このような状況に置かれた犬は、自身の安全を確保するために噛む行動に出ることがあります。

2.顔への水の侵入
犬は顔が濡れること、特に目や耳に水が入ることを嫌がる傾向が高いです。
この不快感が噛む行動を引き起こす場合があります。
顔に水がかからないように工夫することで、この問題はある程度緩和されるでしょう。

3.人に抑えられるストレス
シャンプー中、犬は暴れないように人に抑えられることが多いです。
この状況は、犬にとって非常にストレスフルであり、そのストレスが噛む行動を引き起こすことがあります。

4.自分の匂いが消される不安
犬は嗅覚が非常に優れており、自分の匂いが他者によって消されることを非常に嫌がります。
シャンプーによって自分の匂いが消されると、それが犬にとっては自分の「アイデンティティ」を奪われるような感覚になり、噛むことでその不安を解消しようとするのです。

◻︎シャンプー中に犬にかまれたらどうする?

*シャンプーを一時停止

犬が暴れたり噛んだりした場合、まずはシャンプーを一時停止しましょう。
この行動が犬にとっては「噛む=不快な状況が終わる」という誤った学習を促す可能性もありますが、安全が最優先です。

*輪の使用

噛む癖のある犬には、口輪をはめることも一つの方法です。ただし、これによって鼻周りのトリミングが難しくなる場合もありますので、注意が必要です。

これまで、犬がシャンプー中に噛むことに対しての対策として、2つの方法を説明しましたが、犬がシャンプー中に噛まないようにするためには、日常生活でのしつけが非常に重要です。
体に触れられることに慣れさせるためにも、日常的に犬とのコミュニケーションを大切にしましょう。

◻︎まとめ

今回は、犬がシャンプー中に噛む理由とその対処法について詳しく解説しました。
犬が噛む行動は多くの要因に起因しており、それぞれの犬と飼い主が直面する問題も異なるでしょう。

しかし、理由を理解し適切な対処を行うことで、愛犬との信頼関係を深め、より快適なシャンプー時間を過ごすことが可能です。