トリミングサロンは、愛犬の見た目を綺麗にしてくれる場所。
しかし、トリミングサロンの頻繁な利用は費用的に厳しいと感じることも少なくないでしょう。
そんな時、自宅でのケアが頭をよぎるものの、不安も多いことと思われます。
今回は、自宅でのトイプードルのカットが安全かつ美しく行えるように、手順と注意点を解説します。
□トイプードルのセルフカットの仕方
自宅でトイプードルのトリミングを行う場合、正しい手順に沿って行うことが大切です。
1.毛玉を取り除く
トイプードルの特徴的な巻き毛は、耳の後ろやわきの下などに毛玉を生みやすいです。
シャンプーを始める前に、これらの毛玉を丁寧に取り除き、全体の毛を軽くブラッシングしましょう。
毛玉が残っていると、シャンプーの効果が半減してしまう可能性があります。
また、毛玉が硬くなってしまうと、後で取り除くのが大変になってしまうため、注意が必要です。
2.シャンプー
体の汚れをしっかりと洗い流すことが、美しいカットへの第1歩です。
特に顔周りは、目や耳に水や洗剤が入らないように、お湯をゆっくりとかけましょう。
目や耳に洗剤が入ると、炎症を引き起こす可能性があります。
そのため、顔周りは特に慎重に洗うことが大切です。
3.乾燥とブラッシング
シャンプー後は、ドライヤーでしっかりと乾かします。
この際、ブラッシングを行いながら被毛を伸ばすことで、後のカットがスムーズに行えます。
ただし、力を入れすぎると皮膚に傷がつく可能性があるので、力加減には注意しましょう。
皮膚が赤くなったり、痛がっていたら、力を抜いてください。
4.カット
毛が乾いたら、いよいよカットの時間です。
首やお腹は皮膚が薄いため、バリカンを使う際は特に注意が必要です。
切りすぎてしまわないように、少しずつ毛を整えていきましょう。
顔周りは特に犬の印象を大きく左右する部分ですので、落ち着いて慎重に行うことが大切です。
◻︎失敗しないための注意点
自宅でのトリミングは、トリミングサロンで行う場合に比べて失敗しやすいです。
そのため、道具を正しく扱い、少しづつカットを進めることが大切です。
*刃先の向きを意識する
刃先を愛犬に向けてしまうと、動きで皮膚を切ってしまう危険性があります。
特に顔周りでは、目に刃先が向かないように注意が必要です。
刃先の向きを常に意識し、安全な角度でカットを進めましょう。
*ハサミの置き場所
ハサミを犬が踏む可能性のある場所に置いてしまうと、怪我の原因となります。
特に、ハサミを置く際は、犬が踏まないような場所を選びましょう。
犬が踏んでしまうと、怪我をするだけでなく、ハサミが飛んで飼い主にも危険が及びます。
*切りすぎの防止
左右の毛の長さが気になり、ついつい切りすぎてしまうことがあります。
切りすぎは、後で修正が難しく、見た目にも影響を与えます。
コームで毛をとかしながらカットする方法を採用すると、切りすぎを防げますよ。
◻︎まとめ
自宅でのトイプードルのカットは、初めての方には不安が多いものです。
今回紹介した手順を参考に、ゆっくり、丁寧なトリミングを行いましょう。
道具の扱い方によっては、怪我につながるため、注意が必要です。