犬を飼っている飼い主の中には、トリミング後に愛犬の様子がおかしいと感じる方が少なくありません。
特に初めて犬を飼っている方や、トリミングに関する知識が少ない方は、その原因や対処法がわからず不安を感じることが多いでしょう。
そこで今回は、トリミング後の犬の一般的なトラブルとその対処法、さらには事前にできる予防策について解説します。
◻︎トリミング後の犬の一般的なトラブルと様子がおかしい場合の対処法
*怪我をして帰ってきた場合
トリミング前に散歩中に足を傷つけてしまうことや、耳を引っ掻いてしまうことがあります。
これらの傷は、伸びた毛に隠れていて気づきにくいことが多いのです。
しかし、トリミング後に毛が短くなると、これらの傷が目立ってしまいます。
そのため、事前に愛犬の体をしっかりとチェックし、傷や赤みがある場合はトリマーに伝えることが大切です。
また、トリミング後に怪我をしてしまうことも考えられるため、トリミングサロンの選び方やトリマーの技術も重要です。
*震えて帰ってきた場合
犬は新しい環境や音に敏感です。
特に、トリミングサロンの環境が変わった場合や、使用するドライヤーの種類が変わった場合など、犬は不安を感じやすくなります。
ただし、これらのトラブルは、犬の性格や過去のトリミング経験を考慮して、サロンを選ぶことで解決できます。
また、初めてのサロンやトリマーの場合は、事前に犬を連れて訪問し、環境やトリマーに慣れさせることも効果的です。
*バリカン負けして痒がってしまった場合
バリカン負けは、バリカンの刃が皮膚に触れてしまい、皮膚が荒れてしまうことを指します。
特に、お腹や足の裏、肛門周辺などのデリケートな部分は、バリカン負けしやすいです。
そのため、トリミング前に皮膚の状態をチェックし、赤みや傷がある場合はトリマーに伝えることが大切です。
また、「バリカン負けが気になるので、バリカンは軽めに」とトリマーに伝えることも効果的です。
◻︎トリミングに行く前にできる予防策
1.トリミングに慣れさせる
犬がトリミングに慣れていないと、トリミング中に緊張してしまい、ストレスを感じやすくなります。
特に、子犬の時期はトリミングに慣れていないため、トリミング中に暴れてしまうことが考えられます。
そのため、子犬の時期から定期的にトリミングサロンを利用し、犬をトリミングに慣れさせることが大切です。
また、トリミングの際は経験豊富なトリマーに依頼することも重要です。
2.トリミングサロンを固定する
毎回異なるトリミングサロンを利用すると、犬はその都度新しい環境に慣れる必要があり、ストレスを感じやすくなります。
そこで、同じトリミングサロンを固定して利用することで、犬はその環境やトリマーに慣れ、ストレスを感じにくくなります。
◻︎まとめ
今回は、トリミング後の犬の一般的なトラブルとその対処法、さらには事前にできる予防策についてご紹介しました。
トリミング後の犬の異変は、飼い主の知識や対応によって大きく変わります。
この記事で紹介したトラブルや対処法、予防策を参考にして、愛犬がストレスを感じずに快適に過ごせるよう心がけましょう。