高齢犬にトリミングは必要?トリミングをお願いするときに気を付けたいこととは?

高齢犬の飼い主にとって、その健康と快適性は何よりも大切な課題ではないでしょうか。
特に、トリミングに関する知識が不足していると、愛犬の健康を危うくする可能性も。
今回は高齢犬に特化したトリミングの方法と注意点を解説します。
愛犬の健康と快適性を最優先に考える飼い主の方々は、ぜひ参考にしてください。

◻︎高齢犬にもトリミングは必要か

高齢犬にも、若い犬と同じようにトリミングが必要です。
トリミングは、もちろん、見た目を綺麗にするためにも大切ですが、高齢犬の健康を保つためにも欠かせません。

高齢犬は免疫力が低下し、皮膚炎のような皮膚トラブルが発生する可能性が高まります。
皮膚のトラブルが発生しやすい状態で被毛が長くなっていると、汚れや菌が付着しやすく、症状を悪化させる危険性があります。
特に足裏や口元、肛門周りは汚れやすい部位。
汚れやすい箇所の毛を短く整えることで自宅でのケアが容易になり、愛犬の健康維持にもつながりますよ。

また、高齢犬は足腰が弱くなり、滑りやすくなる場合があります。
足裏の毛が伸びていると、さらに滑りやすくなるため、定期的にトリミングをしましょう。

かわいらしさを追求するトリミングも魅力的ですが、高齢犬にとっては健康が最優先。
バリカンを使う場合でも、最新のものはふわふわとした仕上がりが可能です。
トリマーと相談しながら、愛犬にとって最も負担の少ない方法を選びましょう。

◻︎注意すべきポイント

高齢犬のトリミングをする際は、健康状態に気を配ることが大切です。

*体力と筋力の衰え

高齢犬は体力と筋力が衰えるため、トリミングの際には短時間で済ませる工夫が必要です。長時間の立ち姿勢は、愛犬にとって負担となる可能性があります。

また、高齢犬はストレスを感じやすいため、トリミングサロン選びは慎重に行いましょう。
なるべく、高齢犬が負担と感じにくいサロンを選ぶのが大切です。

*持病との相談

持病を抱える高齢犬は、トリミングがその症状を悪化させる可能性があります。
獣医師との相談を経て、最も適切なトリミング方法を選びましょう。

*自宅でのケア

高齢犬のケアは、トリミングサロンだけでなく、自宅での日常的なケアも重要です。
目や口周り、耳などの汚れは、日々のケアで予防できます。
こまめにブラッシングしてあげることも、大切ですよ。

◻︎まとめ

高齢犬は、免疫力の低下や皮膚炎のリスク、体力と筋力の衰えのような、特有の問題を考慮する必要があります。
高齢犬が健康に暮らせるよう、適切なケアを施しましょう。
ストレスを少しでも軽減し、自宅でもこまめにケアしてあげることが大切です。