ペットとして猫を飼われている方の中には、仕事や旅行などのどうしても連れていけない状況になった場合に、どこに預けるべきかの点で悩まれている方もいるでしょう。
その際、ペットホテルが1つの選択肢として挙げられますが、猫がストレスを感じずに過ごせるかどうかは、非常に気になるところです。
そこで今回は、猫がペットホテルでストレスを感じる原因とその対策、おすすめのペットホテルの選び方についてご紹介します。
◻︎猫はペットホテルでストレスを感じる?
*環境の変化によるストレス
猫は環境の変化に敏感な動物です。
見慣れないケージや他の動物との接触が避けられないペットホテルでは、これらの要素が猫にストレスを与える可能性があります。
猫は犬に対して恐怖感を抱くことが多く、たとえケージが別であったとしてもストレスを感じる原因となってしまうことから、犬と猫が同じ部屋で過ごすペットホテルでは特に注意が必要です。
環境が原因で起こるストレスでは、猫が環境になれる手助けとして事前に1泊だけ預けてみることで、軽減できる場合があります。
*運動不足によるストレス
基本的に家の中でも自由に動き回る猫にとって、運動できる場所とそうでない場所では、ストレスの感じ方が異なります。
ペットホテルの中には、基本的にケージの中で過ごすところと、キャットタワーや遊び場が設置されているところの2種類が存在します。
犬やげっ歯類などの他の動物と共に預けられる所ではなく、猫専門のペットホテルにはそういった設備が豊富な所が多い傾向が高いです。
◻︎ペットホテルでのストレスを減らす方法
1.使用済みのトイレの猫砂を持参する
前述したように、猫は環境の変化が苦手な動物であり、加えて嗅覚が非常に優れているのも特徴的です。
そのため、自分の匂いが残っている使用済みのトイレの砂をペットホテルに持参することで、猫の緊張感や不安を和らげられる場合があります。
いつも使用しているクッションや、普段食べているフードを持ち込むことも効果的です。
2.キャリーバッグに慣れさせる
ペットホテルを利用する際には、猫をキャリーバッグに慣れさせることも大切です。
キャリーバッグは、もしものトラブルがあった際の動物病院や緊急時の避難にも有効であることから、事前に慣れさせておくことをおすすめします。
3.ケージに慣れさせる
普段から放し飼いされている猫にとって、多くの時間をケージの中で生活することは、非常にストレスを感じやすいです。
そのため、事前にケージに慣れさせておくことが重要です。
4.混合ワクチンとノミ・ダニの予防
ペットホテルには、異なる環境で育った様々な生き物がいる可能性があるため、預ける前に混合ワクチンの接種とノミ・ダニの予防をしておくことが大切です。
ペットホテルから戻ってきた後の生活を健康的なものにするためには、ワクチンの接種と予防をしておきましょう。
◻︎まとめ
猫をペットホテルに預ける際には、多くのポイントが考慮されるべきです。
環境の変化や他の動物との接触、運動不足などは、特に猫にストレスを与える可能性があります。
これらのポイントを踏まえ、事前にしっかりと対策を施すことで、猫も飼い主も心地よいペットホテル体験が可能となるでしょう。