ペットを新たに迎えたいと考えている方々の中で、犬や猫ではなく手軽で可愛らしい小動物に興味を持つ人々が増えています。
特に狭い空間でも飼える、手間が少なく、それでいて愛らしいペットを探している方に、ネズミとその仲間たちが注目されています。
そこで今回は、ペットとして飼えるネズミの種類とその特性、さらにネズミを飼う際に必要な物を紹介します。
□ペットとして飼えるネズミの種類とは?
1.ハムスター
ハムスターはペットショップでよく見かける、手の平サイズの愛らしいネズミです。
その小さな体と手頃な価格は、多くの人々にペットとして愛されています。
しかし、ハムスターは基本的に単独行動を好む生き物であり、多頭飼育はおすすめできません。
また人懐っこい個体もいるものの、通常は人に密着するような性格ではありません。
2.デグー
デグーは、チリの山岳地帯に生息する、社交性が高く好奇心旺盛な小動物です。
その社交性から、飼い主に非常に懐きやすい個体が多いとされています。
ただし、気温の変化に敏感であり、室温を一定に保つ必要があります。
また、群れで行動する習性があるため、同性で2〜4匹程度の集団で飼育することが望ましいです。
3.チンチラ
チンチラは、ふわふわとした毛並みと愛嬌のある顔つきで人気のげっ歯類です。
大型でオスよりもメスの方が体が大きく、気が強い傾向があります。
しかし、人間に極端に懐くわけではなく、繊細な性格であるためスキンシップは控えめにした方が良いでしょう。
また、気温の変化に弱く砂浴びが必要なため、その環境を整える必要があります。
□ネズミを飼うために必要なものとは?
*ケージの選び方
ネズミは脱走が得意な生き物であるため、ケージ選びは非常に重要です。
アクリル製のケージは、空気穴が多くネズミにストレスを与えにくいだけでなく、掃除もしやすいためおすすめです。
網や柵状のケージを選ぶ場合は、目の細かいものを選びましょう。
*床材の重要性
床材は、ネズミがジャンプや着地時に衝撃を和らげるために必要です。
木製の床材は柔らかく、ネズミにとってストレスの少ない生活が可能です。
また価格も手頃であるため、ネズミを飼う際は準備しておきましょう。
*健康を維持する回し車
回し車は、ケージ内での運動を促しストレス解消にも役立ちます。
軸なしタイプは、ネズミの長い尻尾が巻き込まれるリスクが少ないためおすすめです。
□まとめ
今回は、ペットとしてのネズミの種類とその特性、さらには飼う時に必要なアイテムを紹介しました。
ネズミとその仲間たちは、狭い空間でも飼える手軽さと愛らしさで多くの人々に愛されています。
しかし、その飼い方には種類ごとの注意点があります。
これらを理解し、飼う前に入念な準備をすることで、ネズミとの共同生活はさらに豊かなものとなるでしょう。